灰谷孝さんがFacebookに「子供の攻撃性」について書かれていました。

灰谷孝さんのFacebook投稿

攻撃性を否定しちゃいけない、という話はわかる。

「兄弟仲良く」
と言っていた母のことばと、強制された行動のために、
兄弟仲が微妙になった経験があるので、

「見た目で仲が良い」ように見える

のは、何の役にも立たないとよくわかる。

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でも、ロボット教室で生徒を見ていると、
「子供の攻撃性を否定しちゃいけない」
だけじゃない、とも思う。

子供たちって、
興味、
悪意、
何の気なしに
ほかの子供にちょっかいを出します。

ちょっかいを出されたこともは、
痛かったり、
ロボットを壊されたり、
パーツを取られたら、
キック、パンチ、物を投げる、パーツをぶちまけるなどで反撃します。

反撃されていたかったら、
さらに反撃します。

ちょっかい出して、反撃してを「1ラリー」と数えると、
「2ラリー」くらいで止めに入ります。

そして、
「そうやって、自分の方がいたいんだから、これくらいいだろうって、お互いに思うんだ」
「それが大きくなったのが戦争なんだ」
「そのままやっていたら、とんがったものを相手に突き刺したり、お互いに大きなけがをするところまで行くので、やめとけ」
と止めます。
僕は、「仲直り」って、握手させるようなことはさせません。

それでも、その直後にまた同じ子供同士で始めてしまうこともあるのですが。

でも、理解してくれます。

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僕に対しても、
結構本気のキック、パンチをしてきます。

彼らの身体が小さいためか、
小さい点で打撃が加わり、本気で痛いです。

本気でカンチョウもしてきます。

そんなときに僕はどうするか?

「痛い」と伝えます。
そして、パンチだったら、手のひらなど、
ケガしないところを指示して打たせます。

それでも、集団で足を狙ってキックしてくることもあります。

まずは、「痛い」と伝えることです。
「お父さんほど、俺、強くないし」とも付け加えます。

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攻撃を肉体にさせないため、
灰谷さんが書かれているようなお手伝い系の、
薪割り、
鋤を振る、
火を起こす、
鉛筆をナイフで削る、
草むしりをさせる、
荷物を運んでもらう、
料理をしてもらう、
など、とてもいい。

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で、ロボット教室の小学生中学年くらいまでには、
「お願い」と頼まれたことを一緒にするようにしています。

先走ってやってはいけないし、
頼まれてもいかないと、これまたいけない。

ただ、大勢の生徒さんがいるので、つきっきりという訳にもいかないので、
頼まれたことを100%叶えているわけではありません。

けれど、注文を受取ったことの合図を返し、
場合によっては順番を伝え、
ほかの先生の名前を出してパスを出したりしています。
順番を伝えたら、その通りにやらないといけませんが。

そうそう。
ロボット教室では、「対戦」の時間があるので、
攻撃性を解消し、コミュニケーションの仕方を各自学んでいるようです。

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「攻撃的行動」が、『自己主張の一つの形』であれば、
一応満たしてあげられているのかな、と思っています。

そのおかげか、パンチ、キックしてくる生徒も多いし、
相談やお願いをしてくれる生徒も多くて、
信頼してもらえているな、
と僕の自己肯定感を上げています。

子供たちには、
「痛い」とか、暴言に対して「悲しい」とか、自分の感情を伝えること、
コミュニケーションのラリーをすること
かな。
たまに力が有り余っていることがあるようなので、
できたら草むしりなど、家事の手伝いを精一杯してもらいたいものだ、とも思う。