日本語で開発要件を正確に伝えるのは難しい
「ちょっと難しい」にはどういう意味があるか
http://toyokeizai.net/articles/-/183047
 より

以下は、学びラボの子供たち向けに書いています。
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人とコミュニケーションをとるとき、
自分の文化で「普通」な言葉を使います。

けれど、同じ日本語を使えても、
日本語でも標準語を使えても、
関西弁を使えても、
相手にすべてが伝わっているかどうかはわかりません。

自分に近いことばになればなるほど、
疑いもせずに「普段のことば」を使います。

でもね。
リンク先は海外生まれで海外の文化で育ってきた人。
日本語は日常生活が不自由ないくらいの人。

けれど、

   「ちょっと難しいね」

から、

   「難しい」よりレベルの高い「大変難しい」

と理解することはできません。
そのうち慣れてくるかもしれませんが。

でもおそらく、「日本人同士」と思っていても、同じようなことが起こっています。
日本人同士だと、許されない間違い、という感情的な問題になることもあります。

だから、君たちが社会に出るころには、
こんなのと近い、「専門用語」や「仲間ことば」だけで終わらないで、
しっかり表現してほしいのです。

社会に出る間にも、
高校時代からは「理科の実験レポート」
大学時代の「レポート」、「卒業論文」など、

期限通りに、先生の機嫌を損ねないように作るのだけではなくて、
先生からの

   「不明確な言葉の指摘」をしっかり受けて、

ことばを変えていく練習をしてほしいんだ。

相手に伝わることばを使う、というのは、大事なことだよ。

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《余談》

「ちょっと難しい」
「小ぎれい」
「小汚い」
「小ずるい」

など、「ちょっと」や「小」がついている方が、レベルが高いね。
ということは、

「小吉」は
どうなんだろうか?